もしも

数日前のテレビで「もしも、、、電気の使用を禁止されたら」という番組があった。
1日に使用できる電気量の残量が電光掲示板に表示され、またその使用量も徐々に制限されてゆく…。
最後には電気の使用が全面禁止…。
こんなあり得ない事態はインドネシアでは日常茶飯事。
豪雨や強風、何事もない穏やかな日、、、いつ何時原因不明の停電が起こるかわかない。
それが昼間ならまったく家事が止まってしまう。家電はもちろんの事、我が家は井戸水なため電気ポンプが使えず蛇口から水が出なくなってしまう。
飲み水は他に買ってあるのでまだいいようなものの、、、浴室の水貯めが満水になっていないとトイレも流せないし、水浴びもできない。
たいてい、停電は突然に、、、そしていつ復旧するかなんてまったくわからない。
もし夜ならろうそくを何本も立て、月の出てる日は月の明るさを改めて知り、月の出てない日はその漆黒の闇に驚き、、、嵐の夜は風雨を逃れる家があることに感謝しながらその音を聞いていた。


やがて何事もなかったように電気がつくと、、、
まずは「アルハムドゥリッラー」と皆が神へ感謝する。


今でも嵐の夜は、ろうそくを用意しそうになります。