RAWON ラウォン

なぜか断食月インドネシア料理ばかり食べたくなる。
色々と思いだしては、日本じゃ作れないなぁ、、、とあきらめてしまっていたが
ふと、数ヶ月前に届いたインドネシアからの小包に入っていたレトルトを思い出した。

この手のレトルト調味料は、インドネシアに住んでいたら買うことはないが、日本でインドネシア料理を作るにはかなり便利な一品。
Rawonは東ジャワの名物で、さまざまなスパイス入りの牛肉スープ。
これをごはんにかけて食べる。
独特の黒い色はkluwak(クルワッ)という木の実で、胡桃のような硬い殻を割り、中身を使う。

そんな日本では手に入らないスパイスもちゃんと入っているこの調味料。
そのままでは風味がかけるので、長ネギ、にんにく、バワンメラ、唐辛子等を加えあっという間にできたRawonの味は、、、
例によって断食中の料理、味見ができないため日没後の楽しみ。


意外においしい!
これなら、その辺のワルンと競えるかも!ってほどの出来栄え。
このインスタントRawon、しばらく癖になりそう。


そして、今日、インドネシアの友人から電話があった。
彼はスラバヤで働く日本人ムスリム
遠くの同胞と連絡を取り合うのも断食月ならでは。
彼と初めて会った日も断食月で、シドアルジョの私の自宅でイフタール(断食明けの食事)をともにした。
その時のメニューがこのRawonだった。
そんな偶然に、あの年の断食月を思い出した。