タラウィー@モリーオ礼拝所

ラマダーン初のタラウィーの礼拝に参加してきた。
タラウィーとは通常の夜の礼拝の後に行われるラマダーン月のみの礼拝。
モリーオ市に唯一ある礼拝所は、築年数がかなりありそうなクラシックなアパートの一室で、外見とてもイスラームの礼拝所とは思えない。
それでも毎週金曜日の昼間は金曜礼拝も行われており、多い時は10数名が集まり礼拝している。
ラマダーン月には毎年イギリスからイマーム(指導者)が二人来日し、礼拝所に1カ月間泊まりこんで礼拝やクルアーンコーラン)読誦の指導などをしてくれている。
今年もそのイマームにより、タラウィーの礼拝が行われている。
礼拝は仕切りを設け(ここの礼拝所の場合はふすま)男女別に行われる。
男性は10名ほど集まっていたが、女性は私と友人のインドネシア人の二人のみ。
今年は大学の休みとラマダーン月が重なっているため、ほとんどの留学生が帰国しているそうだ。
夜の礼拝の後始まるタラウィーの礼拝は全部で23ラクア(礼拝の単位)。1時間以上にも及んだ。
その間、友達の娘さんとうちの娘は礼拝のマネをするでもなく、部屋のなかを追いかけっこしてみたり、乗馬ごっこしてみたり、、、しきりのふすまを開けて父さんをさがしてみたり、、、なんとまぁ騒がしく、、、
私も友人もすっかり集中力を奪われ、何度となく礼拝の数を間違えてしまった。


この時期モスクや礼拝所では1カ月をかけて分厚い『クルアーン』を全部朗読する集いが開かるので、男性はモスクに籠ったりする。
インドネシアでは家から徒歩圏内に必ずモスクや礼拝所があるので、このような集いや礼拝への参加は時間がゆるす限り可能だったが日本ではなかなかそうもいかない。
それでも市内に礼拝所があり、集えることはありがたいことだ。

ラマダーン月の日没後は食べたり、礼拝したり、大忙しだがとても充実した夜の時間となっている。

(東ジャワ シドアルジョ市のモスク