夏の終わりに

夏の楽しみといえばこれ。
kangkung(カンクン 空心菜

インドネシアなら年中食べられる野菜。
ジャワの家の近所には畑があり、朝一番に行って作業中のおじさん、おばさんと直接値段交渉し、採りたてのものを仕入れることができる。

そんな身近すぎる野菜だからこそ
「またkangkung〜、、、飽きたよ〜」
と贅沢なことをよく言っていた。
当時飼っていたウサギの餌もこのkangkung。
ウサギでさえ
「またkangkung〜」
と言い出しそうなほど、毎日これだった。


日本では夏しか食べられない。
私がジャワに嫁ぐ前は東京のスーパーなら簡単に手に入れることができたが、お盆休み、帰省中のモリーオ市でさがしてみてもどこのスーパーにも売っていなかった。
しかし、ジャワから一時帰国の際に、モリーオ市で発見したkangkung!!
なんとモリーオ市産の新鮮なものだった。(kangkungもメジャーな野菜になってきた模様)
以来、昨年帰国してから夏といえばkangkung! 冷蔵庫には必ず入っている野菜になった。
インドネシアじゃ飽きていたのに、食べられないと思うと急に愛おしくなるものです)
今年は庭のコンテナでも栽培。
4度ほど収穫し食べることができた。 

モリーオ市の夏もあっという間に終わりを迎え、今年もそろそろ最後のkangkung。
毎日イフタールに登場中。
kangkungが日本の夏の風物詩になるなんて、なかなか乙です。